現地で語り合う時間

5月9日から12日まで、
五島列島 福江島〜福岡に行ってきました。

私が考える

産地から食材を送っていただくことは、
産地の方々との信頼があってこそ

2年ぶりの福江島訪問で、
食事をいただきながら、一献

楽しい時間を過ごさせていただきました


 
羽田から長崎に着くと、
今度はこの飛行機で福江島へ
失礼を言いますと、例えるならマイクロバスよりも小さい機内

飛行機嫌いの、うちの鈴木君

なかなかびっくりしていましたw

福江市場 競り場の魚たち

福江卸売市場

五島列島の他の島々からの魚も、集まる日本一魚種が多い市場と言っても
過言ではない市場です

早朝 6時過ぎくらいから競りが始まります。

お伺いした両日とも、魚の水揚げが豊富で、
様々な魚を視察できました。

今回、一番注目していたのは、
海水温上昇や海流の流れの変化で、産地での本来の旬を見極める
必要がありました。

みなさんもご存知の通り、温暖化の影響で、水産資源は大きく変動しております。

例えば、秋の秋刀魚

近年、秋に秋刀魚を見ることは、本当に少なくなりました。

しかし、秋は秋刀魚だけではなく、他に秋を新たな旬となっている
魚もあります。

五島列島でも、例年の魚の旬も、近年 大きく変わっています。

それを、間近で感じ、この時期に旬となっている
新たな魚を勉強することが、必須だと感じて、伺ってきました。

今や、滅多に仕入れることができなくなった トコブシ

福江市場で視察で、一番感慨深かったのがトコブシです。

たくさんの魚介が集まる市場で、たった二つだけ
競り場に出ていました、

10年以上前から、天然ものはまず見なくなり、台湾の養殖のものを
たまに見かけるくらいで、6年前に南房総で水揚げされた数キロを、
分けてもらった以来。

林鮮魚店 代表 林ともみさんに話を聞いたところ、
例年、水揚げがとても少ないのもあるが、
活きたまま送ることがとても難しいので、流通は難しいと教えてくれました。

しかし、これは絶対に味を見てみたい!

というのが、料理人の本望。

大きいサイズの方を、無事 競り落として貰い、
生で試食。

小さいながらも、深い甘さなんです。

この味わいを実感できるのも、産地を訪れる楽しみです。
聞きました。
直送してもらい、炊いてすぐの、五島列島のトコブシ。

色が澄んでいると思います。

開発した調味料

凛とした八方だし 1に対して水9で、10分ほど炊きました。
一日経過した、トコブシ。

赤い岩礁のところで育ったのでしょうか?

殻が赤い。

赤い殻のトコブシは、初めてみました。

赤い色素が出汁に滲み出たのでしょうか?

褐色の出汁の色となりました。

素材からでる出汁は、神秘的で本当に面白いです。

 

今回の更新はここまで。

また、時間があるときに、次を更新します。

お楽しみに。