当店は、本日 9月20日を持ちまして、
15周年を迎えました。

15年も続けてこれたのは、ひとえにお客様、産地のパートナー、
各仕入れ先の方々、また多くの関係者の方々のおかげでございます。

私 芳賀と店 和味りんが歩んできた15年は、
山あり谷ありでございましたが、日々思うことは、
「また、お客様に御来店いただくためには、どう進化するべきか?」でした。

また、15年という節目の年に、新型コロナウィルスの影響…

店を開けることができない日々の中、
どうしたら素材を引き出すことができるのだろうか?
という研究を続けておりました。

そこで完成したのが、芳賀 独自で考案した合わせ調味料
「八方だし」です。

和食はだしが命と言われます。

だしは、カツオと昆布で丁寧にとった、
鰹出汁。

私は、あえてカツオ出汁を使うのを辞めて、
画像の2種類の八方だしで現在、料理を展開しています。

え?和食なのに??

なぜ、そこに至ったかと申しますと、
昔はカツオ昆布出汁を使わないで、水と素材、調味料で
おせち料理を作っていたという文献でした。

毎年、おせち料理に向けて一年一年目標をもって、
日々を重ねてきました。

原点に戻ることにより、戻る過程で何かが見えてくるのでは
ないか?という発想です。

私は、今まで多くの素材の出汁と向き合って参りました。

それを、逆の発想で取り組み、完成したのが、
画像の調味料です。

新しい料理へのアプローチから、16年目も切り開いて
参りたいと思います。

これからも、初心を忘れず、日々精進して参ります。

16年目も、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。