京丹後の中山さんから、今が旬のせいこ蟹が入荷いたしました。

せいこがにとは、ずわいがにのメスのことです。

当店では、仕込み時間が許す限り、12月の1万円コースの
お椀に使用しております。


 
せいこがに全てを使った、
料理人芳賀博康 オリジナル料理

「せいこがに松風」です。

これは、毎年のおせち料理に使用しております。
せいこがにを、内子、外子、胴体の身、腕の身を別々に剥き解します。

剥いた殻は全て取っておき、出汁を取ります。

白身魚のすり身と、胴の身、外子、セイコガニの出汁を入れ、合わせて蒸しあげます。

これが第一の層。

その層の上に、足の身を並べて、
蒸しあげます。

次に内子をすり鉢でよく擦り、セイコガニの出汁を合わせて味を調えます。

鍋に移し、温めて、ゼラチンを煮溶かし、
先程の第1の層に流し込み、冷やし固めます。

食べづらいセイコガニも、一口でセイコガニの味が口いっぱい広がります。

お年寄りからお子様まで、安心して食べやすいおせち料理を。

和味りんのおせち料理のスタンスです。