冬の京野菜の代表格といえば、京人参。

金時人参ともいいます。

まずは、梅に剥いて、色鮮やかな煮物へ。

炊き合わせの彩りに、欠かせません。

梅に剥ける部分は、太い部分だけで、下の方の細い部分と、
梅に剥いた際にでた、野菜クズ。

これを、また料理に活かしていきます。

 
京人参玉子寄せ。

私が考えた、オリジナル料理です。

野菜クズの京人参を蒸して、裏ごして、
出汁で炊きます。

出汁に味をつけて、葛粉で強くとろみをつけて、
そこに卵を混ぜ合わせます。

半熟状にして、蒸し器で蒸しあげ完成です。

この料理、葛粉の使い方が鍵で、弱いと固まりませんし、
強すぎると粉っぽさが気になります。

沢山の失敗を繰り返し、完成した一品です。

もう一品はデザート。

洋食のデザートとして有名なブリュレにいたしました。

ブリュレに、京人参の和のテイストを入れて、和のデザートに。

イタリアンレストランで働いていた方に教わりました。

和からデザートとなると、非常に幅が狭くなるように思え、
他のジャンルのシェフに教わっています。

みな、無駄にしない知識は豊富で、とても勉強になります。

料理は、一生試行錯誤と、無駄にしないを追求することかなと、
思います。