長崎 五島列島福江島 林鮮魚店さんから、
10.7キロの天然ぶりが入荷いたしました。

冬の時期は、みなさんもご存知の通り、
寒ぶりと呼ばれます。

今、もっともシーズンな魚ですね。

今期の福江島の天然ぶりは、質が非常によく、
近年稀に見る身質です。

他産地と、大きく違う点があります。

それは…

 
中央に穴が空いているのが、ご覧いただけますでしょうか?

放血神経〆という処理が、ぶりに施されています。

みなさんも一度は聞いたことがある、神経〆ですが、
簡単に説明をいたします。

水揚げされた活きたままの魚の急所に、衝撃を与えて、仮死状態にして、
エラを切り、氷をいれた海水などに魚をいれます。
仮死状態で心臓はまだ動いてますので、体内の血が抜けます。
これを、放血処理といいます。

ある程度、血が抜けた魚の脳天に穴を開けて、ワイヤーをいれて
脳を破壊し、脊髄の神経を潰す。これを神経〆といいます。

仮死状態→死を、魚の脳が理解してしまうと同時に、身の劣化が
始まります。

その前に、行われる放血神経〆の作業は、非常に手間がかかる作業ですが、
これにより、身の品質が著しく向上します。

(当店でお出ししている魚は、全国の神経締めのスペシャリストより送っていただいた魚がメインです。)


 
産地の方々の締める技術と、魚の品質がずば抜けていると、
こういったことができます。

「熟成」です。

画像は、12月31日に水揚げされた福江島の寒ぶりです。

この魚体も、10キロ台でした。

13日間 熟成させたぶりの身の旨味を、最大限にたのしむ召し上がり方

「寒ぶりしゃぶしゃぶ」です。

しゃぶしゃぶした寒ぶりの身を、ポン酢でいただく。

一人前から、オーダーしていただけるように、
明日はコンロなどを仕入れにいこうと思っております。

冬は、様々な魚のしゃぶしゃぶをお楽しみいただこうかと
思案中です。

03ー3205ー7252や、ホームページのインフォメーションに
お問い合わせください。




 
13日間熟成された放血神経〆のぶりの身は、独特のぶりの匂いがなく、
脂がよくまわり、旨味が凝縮します。

料理人 芳賀は、和味りん オープン当初より、
魚の熟成に向き合ってきました。

ご安心して、召し上がっていただけると思います。
当店 特製の八方出汁で召し上がっていただきます。

冬の京野菜 九条ねぎをたっぷりと。