- 2008-06-01 (日)
- 極みの食材
料理の要といえるべき、塩。
うちでは、北海道 黒松内で、夫婦で作られている、しおのやさんの塩を、
使っています。
とても使い勝手がよく、天ぷらの付け塩に最適。
甘み、まろみ、口当たりのよさ、いろいろな塩を使いましたが、
しおのやさんの塩に勝るものなしと、思っております。
しかし、実は7月いっぱいで、黒松内の塩窯を閉鎖してしまうとのこと。
あれだけ、塩作りに情熱を掛けていた、しおのやさん。
その情熱が塩からも、感じとれるほど、すばらしい塩だったのに・・・。
しおのやさんに、メールをして、塩窯を閉めるに至る経緯を教えていただいた。
塩とは、海水から作る物。水の源 川から海へと、流れる。
今、川からきれいにしないと、海の汚染を防ぐことができないと
言われている、今日。
黒松内の町を流れる川 朱太川に大変な事態が起きていたのです。
町が、誘致した養豚場の糞尿が川に流されるという、川の環境破壊。
誘致の際には、一切川に流さないという契約だったそうですが、
いつの間にやら、処理をして川に流してよいと、町と養豚会社が再契約したそうです。
しおのやさんの塩の源 海水は、朱太川の河口近くの海水を汲んでいます。
糞尿はいくら処理をしても、10数年かけて、川を汚染していきます。
そこでしおのやさんは、「自分が納得できる塩作りができない。お客様に安全な
塩をお届けできない」
そういった経緯で、この度、黒松内から撤退を決めたそうです。
しおのやさんは、もともと和歌山県の人。
映像関係の仕事をしていて、そのときに塩作りの取材をしたときに、
塩作りに目覚め、自分が追求できる場所 黒松内に移住した方なんです。
それほどまでの決心の元、移住した黒松内で・・・。
しおのやさんの塩を使えなくなるのは、非常に悲しい。
しおのやさんの塩も順調で、窯を増やす矢先だったそうなんですが、
事情が事情だけに、しおのやさんの決断に潔さを感じました。
よいものを創るのに、妥協してはいけないと、また新たに教わったような気がします。
しおのやさんは、いつの日か塩作りを再開すると、言ってくれたので、
そのときが来るのを、待ちたいと思います。
しのやさんのブログヽ(^o^)丿をクリック。